第15話 「わたしのものよ♪」


  お母さん、さらに大変なことになってしまいました。
  10以上歳の離れた女の子(しかも教え子)に身体の隅々まで洗われ……
  そのうえ、狭い湯船にふたりで浸かっているのです。
  しかも、私に預けてくるその身体は小さくて柔らかくて……
  そしてとっても抱き心地が良かったりするのです。

  「ん〜♪ 気持ちいいっ」
  「はぅぅ……」
  「最初はどうかと思ってたけど、狭いお風呂っていうのもなかなかよね」
  「だって、こうしてせんせいと密着できるんですもの」
  「は、はぁ……」
  「ちょっとせんせい、なにその反応」
  「こーんなに可愛い女の子を抱きしめてるのよ?」
  「もっと嬉しそうにしたらどうなの?」
  「そう言われても……」
  (だって、なんだか妙な気分になりそうなんだもの……)
  (う、平常心平常心)」


  ×   ×   ×


  「それにしても、せんせいって意外に胸大きいわね」
  「背中の辺りに、やたらとブヨブヨした感触が当たるわ」
  「ブヨブヨって……もうちょっと別の表現が……」
  「自分で言うのもなんだけど……」
  「わたしとねえさまは知性も美貌も兼ね備えた、パーフェクトなレディよ」
  「す、すごい自信ね」
  「事実だから」
  (ぐ……あながち否定できない……)
  「でも!」
  「胸のサイズだけがっ、どーしても足りないのよ!」
  「は、はぁ……」
  「と、いうわけだから……」
  「……だから?」
  「せんせいの胸はわたしのモノよ♪」
  「って、どういう理屈!?」
  「まったく、カタチといいサイズといい、なんて理想的な胸なのかしら!」



「ひぁぁ!?」


  「そ、そんなに揉まないでぇぇぇ!?」
  ×   ×   ×


  お母さん、あなたにいただいたこの身体ですが
  今日、この瞬間だけはこんな胸に産んだことを恨みます……


次回に……続くっ♪

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