第2話「ユウくんって誰?」


  「……さてと、七海は戻ってきてから、あれこれ問い正すとして……まずは葵に聞きたい事があるわっ!」
  「そうね、私も気になるわ……」
  「あっ、葵……何も悪いこと、してないよぉ〜」
  「………………」
  「………………」
  「もぉ、やだよぉ……そんな目でみないでよぉ〜」
  「葵……さっきの、『ユウくん』って……誰なの?」
  「……誰?」
  「ゆ、ユウくん? ユウくんはね、葵の……」
  「ズバリ……恋人ね」
  「っ!? あぅぅ、うぅぅ……」
  「ふふっ……そのうろたえよう……もう120%決定ねっ!」
  「まったく、男の気配なんてまったく感じさせなかった、おこちゃまの葵に彼氏なんて……」
  「……想定外ね、どこかの携帯電話みたいに」
  「あぅぅ〜(どうして!? なんで葵とユウくんのことが……)」
  「ところで葵……ユウくんってどんなヒト? 一体ドコで知り合ったのよっ!?」
  「ゆ、ユウくんは……葵が家庭教師してる……お隣の子だよぉ」
  「ふうん、じゃあ中学生なの?」
  「しょ……小学……6年生」
  「小6っ!!? 葵、アンタいくら自分がおこちゃまだからって、小学生はマズいでしょっ!?」
  「あぅあぅ、あぅぅ……」
  「……って、いくら葵が子供でも、それはないわよね〜」
  「そ、そうだよぉ! ユウくんは、ただの教え子だよぉ……(ほっ)」
  「でも……すごく可愛いのよね」
  「えっ、凛ちゃん、ユウくんのこと、知ってるの?」
  「これ……写真」
  「っ!! どどっ、どうして凛ちゃんが、ユウくんの写真、持ってるの!?」
  「……企業秘密」
  「どれどれ、見せてみせてっ! わぁ、かっわい〜♪ 今はまだおこちゃまだけど……将来有望株ねっ!」
  「こんなに可愛い子なら、今のウチから手なずけておいて……」
  「将来付き合っちゃおうかな〜とか……考えてるんじゃな〜い〜? 葵ぃ?」
  「ぎ、ぎくぅっ!?」
  「ね、今度ワタシにも会わせてよ、ユウくん♪」
  「ダメ、ダメだよぉ。ユウくんはまだ子供なんだよ。悪い道に引きずり込んじゃダメなのぉ!」
  「ぴくっ……葵? 今の言葉、一体どういう意味なのかしら?」
  「あ、あ、あぅ……」

  ………………

  「ふぅ、ただいま〜。今日はお姉さ……じゃない。優菜先輩、お家のご用で早退しちゃったんだって、はぁ……」   「って、この雰囲気は何!?」
  「ぅぅぅ、美咲ちゃん、怖いよぉ〜」
  「傷つけた……ワタシの品格を傷つけた罪は重いわよっ! 葵っ!?」
  「だーかーらー、どうなってるのぉ?」
  「……ただじゃ済まないわね、多分」

次回に……続くっ♪

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